架空の森

ろくなことなんて、書けるわけない。そんな日常。

短評 #1

 

※1本140字程度でレビュー

 

1.『Bye -INTEGRAL-』(トラウムブルグ7番地)

 それぞれに傷を抱えた登場人物たちが、半人前の幸せを持ち寄って一人前の幸せをつかもうとする、生と死を見つめた大作。とことん暗い境遇と展開を通して、日常に埋もれる淡い優しい光を浮かび上がらせ、従来の恋愛による奇跡や家族愛による安易な救済を超克した、新しい「家族」の可能性を描き出す。

traumburg.com

 

2.『WHITE ALBUM』(Leaf)

 元祖三角関係ゲー。アイドルとなった彼女と会えない日々が続く主人公が浮気に走る。その相手が彼女の親友、マネージャー、先輩等、傷口を抉るような豪華ラインナップ。とは言え心変わりの流れは突飛とは程遠く、背徳感に似た独特の切なさを味わうことができる。リメイク版(PS3、Win)推奨。

 

WHITE ALBUM-綴られる冬の想い出-AQUAPRICE2800

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